初心霊写真

※怖い話が嫌いな人は読まないでください。

奈良の燈花会に視える人と行ってきました。

燈花絵とは、竹筒や筒の中にろうそくを灯し、そのやさしい灯りを楽しむイベント。階段に案内のように置いてあったり、丸いカゴの中にろうそくを入れたり、更に今年は奈良駅周辺のお店まで協賛して、火を灯してくれてました。

毎年浴衣を着ていく、年に１回の恒例行事。
食べる場所もとっても美味しい釜飯屋さん。

ウキウキワクワクして行くと、

休みでした・・・。＿|￣|○<ｼｸｼｸ


ま、有名なお好み焼き屋さんに行ってモダン焼き食べましたけどね。
美味しくいただきました。ご馳走様♪

そして７時からいよいよ燈花絵へ。

漢友鶯嬢もこのイベントがすごく気に入ってくれて、会社の後輩に教えてあげました。ろうそくの淡い光が集まって、きれいだよ、オススメ♪って。

すると、後輩。
「そんなイベント怖いです～。」と怯えている。

彼女は、どうやら
頭にろうそくを布で巻いて

刀持って殺しまくった

「八墓村」を思い浮かべたようです。

そんなホラーなイベント、誰が行くねん!?ヽ(`Д´)ノ


さて、いつものコース猿沢の池からスタート。
そこから浮見堂、そして浅茅ヶ原へ。
竹カゴの中に吊り下げられてる灯りをデジカメで撮っていました。

そこで、視える人のとあるスイッチがオンに。

デジカメを確認してから、ぼそっと一言。
「ああ、やっぱり。」
「な、なにがやっぱり？Σ(゜Д゜；」
尋ねても「後で説明する。」と言ったきり。
私は何も感じないので、まあいいかと東大寺方面へ。

デジカメでところどころで撮りながら楽しく歩いて、最後、メイン会場である「浮遊園地」へ着きました。
ここは規模が毎年でかくなってきて、すっごくきれいでした。ろうそくの灯りって素朴で暖かく、昔に都があった奈良県は京都と違って、本当に時間がゆっくり流れています。

そして、寄付のつもりでろうそくを点火します。何がえらいって、それを小学生が説明してくれるということ。「火を灯す時、お願い事をしながら点けてください。」とがんばって説明してくれます。
この子達はボランティア。
会社、商店街、奈良県庁まで協賛してくれる程規模がでかくなった燈花会ですが、基本的にはろうそく点けてくれるのはボランティアの人達なのです。毎年えらいなーと感心しているので、いつも少しですが何か買ったりお金寄付したりしてます。

癒されるような灯りの中を楽しく過ごした後、甘味処へ。

注文して待っている間、視える人がデジカメをチェック。
私も覗くと、な、なんと！私の周りに水玉模様の光が一杯写っていた・・・。
な、なにこれーーーー!!Σ(゜Д゜；≡；゜д゜)
怖い顔は写ってないけど、これなんやねんっ!?

詳しい説明を求めると、これは簡単に言えば、『もののけ姫』に出てた木霊。あのカタカタ首廻していた奴です。でもあんな形じゃなくて光る球体
でしたが。
視える人は嫌な感じがしていたのを黙っていたんですが、私達がやったろうそくを点ける時、お願い事をするのですが、それが自分の欲望を願ったりすると、ただでさえ西の地域は人間の欲の為に、自然を壊しまくったせいで、穏やかな木霊達が怒るそうな。それが嫌な感じだったと。
みんな「金持ちになりますように」とか「出世しますように」とかの願い事は止めようね。


それにしても、行く度にどんどん大きくなるこのイベント。今までの都跡に流れるゆったりとした空気が薄れていくのが心配です。
今まで浮見堂もぐるり一周出来たのに、半分通れなくなってたり残念なところもありました。テレビで映る度、人が多く来るのは嬉しいかもしれませんが、余計な苦情も多くなるのかなあ・・・。

木霊達が喜ぶようなイベントになると良いなあ・・・。